放課後等デイサービスに「療育スケジュール」を導入する意義とは?
こんにちは、友遊学舎です。
私たちの事業所では、子どもたちの毎日が安心できるものであり、成長につながるよう「療育スケジュール」を大切にしています。放課後等デイサービスに療育スケジュールを導入する意義についてお話しします。
■ なぜ「スケジュール」が大切なのか?
放課後等デイサービスは、学校とは異なり自由度が高く、子どもたちがのびのびと過ごせる環境です。しかし、その「自由さ」がときに不安や混乱を生むことがあります。
発達に特性のあるお子さんにとって、「次に何をするのか」が分かっていることは、心の安定につながります。見通しを持つことで安心し、自分の力を発揮しやすくなるのです。
■ 療育スケジュールで育まれる3つの力
私たちがスケジュールを取り入れる理由は、「時間を守る」ためだけではありません。以下のような力を、日々の療育の中で自然に育んでいくことができると考えています。
見通しを持つ力(予測する力)
今日の流れが分かると、「あと少しで好きな活動だな」と我慢する力が育ちます。切り替える力
活動の区切りが分かりやすくなることで、集中→リラックスのリズムを覚えていきます。主体的に動く力
「次はこれだね」「準備しなきゃ」と自分で動こうとする気持ちが育ちます。
■ スケジュールの工夫と個別対応
当事業所では、「絵カード」「タイムタイマー」「色分け」など、視覚的にわかりやすいスケジュールも取り入れています。一人ひとりの特性や好みに合わせて微調整も行い、無理のない療育を心がけています。
「みんなと同じ」でなくていい。けれど「一人ぼっち」にもさせない。そんな想いで、子どもたちが安心して過ごせる「型」を作り、それを一緒に柔らかく広げていくのが、私たちの目指す療育スケジュールです。
■ 最後に
放課後等デイサービスは、「安心」と「挑戦」のバランスがとても大切な場です。療育スケジュールは、子どもたちの心と行動に寄り添う「安心の道しるべ」になります。
これからも、子どもたち一人ひとりが自分らしく成長できるように、日々の支援を丁寧に積み重ねてまいります。